研究活動トピックス
経済学部 掘井 誠史 准教授が公益財団法人豊秋奨学会 研究助成に採択
経済学部
経済学部 掘井 誠史 准教授の研究課題「18世紀後半ドイツ・ザクセンの繊維産業における科学者と技術者の交流過程に関する研究」が、2025年度公益財団法人豊秋奨学会研究費助成に採択されました。
18世紀から19世紀にかけてのイギリスにおける産業革命や大陸ヨーロッパの工業化は、「自然科学の知識と現場の技術の融合による技術革新の達成」によってなされたとされています。一方で、ヨーロッパにおける繊維産業の機械化は、職人による熟練を基盤として達成され、自然科学の知識を応用した製造は行われていないと考えられてきました。
しかしながら、掘井准教授はこれまでの研究で、18 世紀末のドイツ・ザクセンにおける繊維機械の製造・改良過程において、実験や数量的把握、正確な測定が試みられていたことを明らかにしています。
この研究課題では、史料文献の検討を通じて、18世紀ごろのドイツ・ザクセンにおいて紡績機などを製造、改良した技術者と科学者との間に知的交流があったことを明らかにし、繊維産業における種々の技術改良が、職人の熟練による偶然の産物ではなく、科学的根拠に基づいた成果であることを立証することをめざします。
現代日本においても、大学と企業との産学連携共同研究はさかんにおこなわれており、技術革新に貢献しています。この研究により、史実が解明できれば、現代における産学連携の推進を後押しすることも期待されます。

| 財団名 助成金名 | 公益財団法人豊秋奨学会 研究費助成 |
| 研究課題 | 18世紀後半ドイツ・ザクセンの繊維産業における科学者と技術者の交流過程に関する研究 |
| 財団URL | 公益財団法人豊秋奨学会 |