研究活動トピックス

薬学部公衆衛生学講座 佐藤雅彦 教授 が環境省の令和7年度重金属等による健康影響に関する総合的研究に採択

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薬学部

薬学部公衆衛生学講座の佐藤雅彦教授の研究課題「レチノイン酸によるカドミウム毒性軽減効果およびその分子機構の解明」が、環境省の委託研究事業である令和7年度重金属等による健康影響に関する総合的研究(イタイイタイ病及び慢性カドミウム中毒に関する総合的研究)に採択されました。
佐藤教授は、過去にも環境省の委託研究に採択されており、これまでの研究で、カドミウムの毒性標的分子として新たに複数の転写因子を見いだすことにより、カドミウム腎毒性の発現分子機構を明らかにするとともに、新たなカドミウム感受性修飾因子も見いだしています。
今回、採択を受けた研究課題では、ビタミンA誘導体である「レチノイン酸」によるカドミウム毒性軽減効果を解明し、カドミウム毒性に対する新たな防御因子を見いだすことを目指します。

この研究により、日本の四大公害病の一つであるイタイイタイ病の原因物質となったカドミウムによる健康被害の予防等に寄与することが期待されます。

事業名   環境省 令和7年度重金属等による健康影響に関する総合的研究(イタイイタイ病及び慢性カドミウム中毒に関する総合的研究)
研究課題名レチノイン酸によるカドミウム毒性軽減効果およびその分子機構の解明
主任研究者佐藤雅彦(愛知学院大学 薬学部公衆衛生学講座 教授)
研究参加者李辰竜(愛知学院大学 薬学部公衆衛生学講座 准教授)
德本真紀(愛知学院大学 薬学部公衆衛生学講座 講師)