ライフサイエンス
口腔悪性腫瘍切除後に装着する顎義歯による機能回復について

宮前 真
MIYAMAE Shin
- 職位
- 准教授
- 所属
- 歯学部 高齢者・在宅歯科医療学講座
- 分野
-
ライフサイエンス
- キーワード
- 顎義歯,インプラント,顎欠損
口腔悪性腫瘍や外傷などで顎骨欠損となった場合、重篤な口腔機能障害や審美障害が生じます。それらを回復するためには、顎義歯を装着することが必須となる場合が多いのですが、その口腔の環境からも顎義歯の製作・装着は極めて困難となります。そこで、どのように顎義歯を設計するか、あるいはその製作法について検討し、機能回復およびQOL向上にはどのような要素が重要なのかを検討しています。また、近年歯科臨床現場で多く用いられているインプラント治療をこの種の症例に応用することで得られる効果について、エビデンスを構築することも目的としています。
特許・著書・論文情報
宮前 真:顎義歯を用いた補綴治療における外科との融合.顎顔面補綴,46(1):7-10,2023.
深澤加奈,尾澤昌悟,佐久間翔太,吉岡 文,秦 正樹,木村尚美,宮前 真,松川良平,小島規永,武部 純:下顎欠損に対する顎義歯の支台装置に関する実態調査.顎顔面補綴,46(1):11-16,2023.
大山哲生,皆木祥伴,宮前 真,服部麻里子,塩入重彰,小野高裕:顎顔面補綴の最新エビデンス -顎顔面補綴診療ガイドライン2019より-.顎顔面補綴,45(1):19-27,2022.
Yamaguchi D, Takeuchi K, Ueno A, Kato D, Miyamae S, Murakami H: Experimental Repositioning of Geranylgeranylacetone to Enhance Bone Remodeling. J. Hard Tissue Biology, 30(1):1-6, 2021.
アピールポイント(長所・差別化ポイント)
現在、医療の進展とともに超高齢社会となり、顎骨欠損患者も増加傾向にあります。多くの顎骨欠損症例に対して口腔機能回復に従事してきた経験を有し、各種機能評価とその解析に取り組んでいます。
得意な技術・提供できる技術
臨床的各種機能評価
必要な技術・希望する連携
医科との連携や新規材料開発
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