人文・社会
「隠す」心理を科学する:嘘・プライバシー・対人コミュニケーションの理解と応用
太幡 直也
TABATA Naoya
- 職位
- 教授
- 所属
- 総合政策学部 総合政策学科
- 分野
-
人文・社会
- キーワード
- 心理学、社会心理学、嘘、プライバシー、対人コミュニケーション
- researchmap
- https://researchmap.jp/nao-taba
人は日常の中で、嘘をついたり本音を隠したりしながら、他者との関係を調整しています。こうした「隠す」行為は、ずるさの象徴のように捉えられがちです。しかし、実際には社会で円滑に生きるために欠かせない重要な心理メカニズムです。その理解は、対面・オンラインを問わず複雑化する現代のコミュニケーションにおいて、ますます重要性を増しています。
私はこれまで、嘘をつく際の心理プロセス、プライバシー管理、個人情報の開示判断など、「隠す」行動に関わる意思決定メカニズムを科学的に研究してきました。これらの知見は、組織内のコミュニケーション改善、信頼関係の構築(例:管理職研修での活用)、情報共有の最適化(例:報告・相談のしやすさ向上)など、企業・自治体が抱える課題の解決に応用できます。
「隠す」心理の理解は、組織の課題を「人の心理」から捉え直すための重要な視点です。
特許・著書・論文情報
・クリス N. H. ストリート 太幡直也・佐藤拓・村井潤一郎・田口恵也 (2025). 欺瞞と嘘発見の科学入門 福村出版
・太幡直也・上原俊介(編) (2024). ディスカバリー社会心理学 北大路書房
・太幡直也・佐藤拓・菊地史倫(編) (2021). 「隠す」心理を科学する―人の嘘から動物のあざむきまで― 北大路書房
・A.ヴレイ 太幡直也・佐藤拓・菊地史倫(監訳) (2016). 嘘と欺瞞の心理学―対人関係から犯罪捜査まで 虚偽検出に関する真実― 福村出版
アピールポイント(長所・差別化ポイント)
私の専門は、対人関係の中で人がどのように考え、感じ、行動するのかを科学的に明らかにする社会心理学です。特に、嘘やプライバシーに関連する「隠す」行為に注目し、その背後にある心理メカニズムを多角的に研究してきました。
「隠す」という視点から人間理解を深める研究は国内外でも限られており、独自性の高いアプローチです。これらの知見を基に、研修や調査設計など、現場の課題に寄り添った形での連携が可能です。
得意な技術・提供できる技術
・嘘・プライバシーなど、「隠す」心理全般に関する講演・研修
・組織内の信頼関係構築や情報共有を促進するためのコミュニケーション研修
・「隠す」心理や対人コミュニケーションに関するアンケート調査・インタビュー調査の設計支援
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