人文・社会
妖怪像成立に関する民俗生物学的研究

蛸島 直
TAKOSHIMA Sunao
- 職位
- 教授
- 所属
- 文学部 日本文化学科
- 分野
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人文・社会
- キーワード
- 妖怪,観光
河童の姿はカワウソやカメの誤認、海坊主のそれはオットセイ等の誤認のもとに成立したと考えられます。妖怪に関する伝承と、実在の生物の生態やそれに関する在来知との比較により妖怪像の成立過程を再考しています。また、妖怪に対する怖れや禁忌は環境保全にも寄与してきたと考えられ、こうした観点からも妖怪に注目する価値があります。さらに妖怪は若者を中心に絶大な人気があり、妖怪を売りにした観光地も存在します。そこでは、従来のフォークロア(民間伝承)を加工したフォークロリズム(民間伝承の再利用)が認められ、こうした現象についても調査を行っています。


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アピールポイント(長所・差別化ポイント)
妖怪を用いた観光や知識の普及、商品開発への寄与
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